旧約聖書

新約聖書

ヨハネによる福音書 1:27-41 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

27. それがわたしのあとにおいでになる方であって、わたしはその人のくつのひもを解く値うちもない」。

28. これらのことは、ヨハネがバプテスマを授けていたヨルダンの向こうのベタニヤであったのである。

29. その翌日、ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。

30. 『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである。

31. わたしはこのかたを知らなかった。しかし、このかたがイスラエルに現れてくださるそのことのために、わたしはきて、水でバプテスマを授けているのである」。

32. ヨハネはまたあかしをして言った、「わたしは、御霊がはとのように天から下って、彼の上にとどまるのを見た。

33. わたしはこの人を知らなかった。しかし、水でバプテスマを授けるようにと、わたしをおつかわしになったそのかたが、わたしに言われた、『ある人の上に、御霊が下ってとどまるのを見たら、その人こそは、御霊によってバプテスマを授けるかたである』。

34. わたしはそれを見たので、このかたこそ神の子であると、あかしをしたのである」。

35. その翌日、ヨハネはまたふたりの弟子たちと一緒に立っていたが、

36. イエスが歩いておられるのに目をとめて言った、「見よ、神の小羊」。

37. そのふたりの弟子は、ヨハネがそう言うのを聞いて、イエスについて行った。

38. イエスはふり向き、彼らがついてくるのを見て言われた、「何か願いがあるのか」。彼らは言った、「ラビ(訳して言えば、先生)どこにおとまりなのですか」。

39. イエスは彼らに言われた、「きてごらんなさい。そうしたらわかるだろう」。そこで彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を見た。そして、その日はイエスのところに泊まった。時は午後四時ごろであった。

40. ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。

41. 彼はまず自分の兄弟シモンに出会って言った、「わたしたちはメシヤ(訳せば、キリスト)にいま出会った」。

完全な章を読みます ヨハネによる福音書 1