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マルコによる福音書 9:23-34 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

23. イエスは彼に言われた、「もしできれば、と言うのか。信ずる者には、どんな事でもできる」。

24. その子の父親はすぐ叫んで言った、「信じます。不信仰なわたしを、お助けください」。

25. イエスは群衆が駆け寄って来るのをごらんになって、けがれた霊をしかって言われた、「おしとつんぼの霊よ、わたしがおまえに命じる。この子から出て行け。二度と、はいって来るな」。

26. すると霊は叫び声をあげ、激しく引きつけさせて出て行った。その子は死人のようになったので、多くの人は、死んだのだと言った。

27. しかし、イエスが手を取って起されると、その子は立ち上がった。

28. 家にはいられたとき、弟子たちはひそかにお尋ねした、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。

29. すると、イエスは言われた、「このたぐいは、祈によらなければ、どうしても追い出すことはできない」。

30. それから彼らはそこを立ち去り、ガリラヤをとおって行ったが、イエスは人に気づかれるのを好まれなかった。

31. それは、イエスが弟子たちに教えて、「人の子は人々の手にわたされ、彼らに殺され、殺されてから三日の後によみがえるであろう」と言っておられたからである。

32. しかし、彼らはイエスの言われたことを悟らず、また尋ねるのを恐れていた。

33. それから彼らはカペナウムにきた。そして家におられるとき、イエスは弟子たちに尋ねられた、「あなたがたは途中で何を論じていたのか」。

34. 彼らは黙っていた。それは途中で、だれが一ばん偉いかと、互に論じ合っていたからである。

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