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マルコによる福音書 7:19-32 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

19. それは人の心の中にはいるのではなく、腹の中にはいり、そして、外に出て行くだけである」。イエスはこのように、どんな食物でもきよいものとされた。

20. さらに言われた、「人から出て来るもの、それが人をけがすのである。

21. すなわち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る。不品行、盗み、殺人、

22. 姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、誹り、高慢、愚痴。

23. これらの悪はすべて内部から出てきて、人をけがすのである」。

24. さて、イエスは、そこを立ち去って、ツロの地方に行かれた。そして、だれにも知れないように、家の中にはいられたが、隠れていることができなかった。

25. そして、けがれた霊につかれた幼い娘をもつ女が、イエスのことをすぐ聞きつけてきて、その足もとにひれ伏した。

26. この女はギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生れであった。そして、娘から悪霊を追い出してくださいとお願いした。

27. イエスは女に言われた、「まず子供たちに十分食べさすべきである。子供たちのパンを取って小犬に投げてやるのは、よろしくない」。

28. すると、女は答えて言った、「主よ、お言葉どおりです。でも、食卓の下にいる小犬も、子供たちのパンくずは、いただきます」。

29. そこでイエスは言われた、「その言葉で、じゅうぶんである。お帰りなさい。悪霊は娘から出てしまった」。

30. そこで、女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。

31. それから、イエスはまたツロの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通りぬけ、ガリラヤの海べにこられた。

32. すると人々は、耳が聞えず口のきけない人を、みもとに連れてきて、手を置いてやっていただきたいとお願いした。

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