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マルコによる福音書 6:1-14 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. イエスはそこを去って、郷里に行かれたが、弟子たちも従って行った。

2. そして、安息日になったので、会堂で教えはじめられた。それを聞いた多くの人々は、驚いて言った、「この人は、これらのことをどこで習ってきたのか。また、この人の授かった知恵はどうだろう。このような力あるわざがその手で行われているのは、どうしてか。

3. この人は大工ではないか。マリヤのむすこで、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。またその姉妹たちも、ここにわたしたちと一緒にいるではないか」。こうして彼らはイエスにつまずいた。

4. イエスは言われた、「預言者は、自分の郷里、親族、家以外では、どこででも敬われないことはない」。

5. そして、そこでは力あるわざを一つもすることができず、ただ少数の病人に手をおいていやされただけであった。

6. そして、彼らの不信仰を驚き怪しまれた。それからイエスは、附近の村々を巡りあるいて教えられた。

7. また十二弟子を呼び寄せ、ふたりずつつかわすことにして、彼らにけがれた霊を制する権威を与え、

8. また旅のために、つえ一本のほかには何も持たないように、パンも、袋も、帯の中に銭も持たず、

9. ただわらじをはくだけで、下着も二枚は着ないように命じられた。

10. そして彼らに言われた、「どこへ行っても、家にはいったなら、その土地を去るまでは、そこにとどまっていなさい。

11. また、あなたがたを迎えず、あなたがたの話を聞きもしない所があったなら、そこから出て行くとき、彼らに対する抗議のしるしに、足の裏のちりを払い落しなさい」。

12. そこで、彼らは出て行って、悔改めを宣べ伝え、

13. 多くの悪霊を追い出し、大ぜいの病人に油をぬっていやした。

14. さて、イエスの名が知れわたって、ヘロデ王の耳にはいった。ある人々は「バプテスマのヨハネが、死人の中からよみがえってきたのだ。それで、あのような力が彼のうちに働いているのだ」と言い、

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