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マルコによる福音書 4:15-30 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

15. 道ばたに御言がまかれたとは、こういう人たちのことである。すなわち、御言を聞くと、すぐにサタンがきて、彼らの中にまかれた御言を、奪って行くのである。

16. 同じように、石地にまかれたものとは、こういう人たちのことである。御言を聞くと、すぐに喜んで受けるが、

17. 自分の中に根がないので、しばらく続くだけである。そののち、御言のために困難や迫害が起ってくると、すぐつまずいてしまう。

18. また、いばらの中にまかれたものとは、こういう人たちのことである。御言を聞くが、

19. 世の心づかいと、富の惑わしと、その他いろいろな欲とがはいってきて、御言をふさぐので、実を結ばなくなる。

20. また、良い地にまかれたものとは、こういう人たちのことである。御言を聞いて受けいれ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶのである」。

21. また彼らに言われた、「ますの下や寝台の下に置くために、あかりを持ってくることがあろうか。燭台の上に置くためではないか。

22. なんでも、隠されているもので、現れないものはなく、秘密にされているもので、明るみに出ないものはない。

23. 聞く耳のある者は聞くがよい」。

24. また彼らに言われた、「聞くことがらに注意しなさい。あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられ、その上になお増し加えられるであろう。

25. だれでも、持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」。

26. また言われた、「神の国は、ある人が地に種をまくようなものである。

27. 夜昼、寝起きしている間に、種は芽を出して育って行くが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。

28. 地はおのずから実を結ばせるもので、初めに芽、つぎに穂、つぎに穂の中に豊かな実ができる。

29. 実がいると、すぐにかまを入れる。刈入れ時がきたからである」。

30. また言われた、「神の国を何に比べようか。また、どんな譬で言いあらわそうか。

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