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マルコによる福音書 15:3-15 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

3. そこで祭司長たちは、イエスのことをいろいろと訴えた。

4. ピラトはもう一度イエスに尋ねた、「何も答えないのか。見よ、あなたに対してあんなにまで次々に訴えているではないか」。

5. しかし、イエスはピラトが不思議に思うほどに、もう何もお答えにならなかった。

6. さて、祭のたびごとに、ピラトは人々が願い出る囚人ひとりを、ゆるしてやることにしていた。

7. ここに、暴動を起し人殺しをしてつながれていた暴徒の中に、バラバという者がいた。

8. 群衆が押しかけてきて、いつものとおりにしてほしいと要求しはじめたので、

9. ピラトは彼らにむかって、「おまえたちはユダヤ人の王をゆるしてもらいたいのか」と言った。

10. それは、祭司長たちがイエスを引きわたしたのは、ねたみのためであることが、ピラトにわかっていたからである。

11. しかし祭司長たちは、バラバの方をゆるしてもらうように、群衆を煽動した。

12. そこでピラトはまた彼らに言った、「それでは、おまえたちがユダヤ人の王と呼んでいるあの人は、どうしたらよいか」。

13. 彼らは、また叫んだ、「十字架につけよ」。

14. ピラトは言った、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると、彼らは一そう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。

15. それで、ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。

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