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マルコによる福音書 15:29-37 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

29. そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって言った、「ああ、神殿を打ちこわして三日のうちに建てる者よ、

30. 十字架からおりてきて自分を救え」。

31. 祭司長たちも同じように、律法学者たちと一緒になって、かわるがわる嘲弄して言った、「他人を救ったが、自分自身を救うことができない。

32. イスラエルの王キリスト、いま十字架からおりてみるがよい。それを見たら信じよう」。また、一緒に十字架につけられた者たちも、イエスをののしった。

33. 昼の十二時になると、全地は暗くなって、三時に及んだ。

34. そして三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

35. すると、そばに立っていたある人々が、これを聞いて言った、「そら、エリヤを呼んでいる」。

36. ひとりの人が走って行き、海綿に酢いぶどう酒を含ませて葦の棒につけ、イエスに飲ませようとして言った、「待て、エリヤが彼をおろしに来るかどうか、見ていよう」。

37. イエスは声高く叫んで、ついに息をひきとられた。

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