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マルコによる福音書 14:43-57 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

43. そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、十二弟子のひとりのユダが進みよってきた。また祭司長、律法学者、長老たちから送られた群衆も、剣と棒とを持って彼についてきた。

44. イエスを裏切る者は、あらかじめ彼らに合図をしておいた、「わたしの接吻する者が、その人だ。その人をつかまえて、まちがいなく引っぱって行け」。

45. 彼は来るとすぐ、イエスに近寄り、「先生」と言って接吻した。

46. 人々はイエスに手をかけてつかまえた。

47. すると、イエスのそばに立っていた者のひとりが、剣を抜いて大祭司の僕に切りかかり、その片耳を切り落した。

48. イエスは彼らにむかって言われた、「あなたがたは強盗にむかうように、剣や棒を持ってわたしを捕えにきたのか。

49. わたしは毎日あなたがたと一緒に宮にいて教えていたのに、わたしをつかまえはしなかった。しかし聖書の言葉は成就されねばならない」。

50. 弟子たちは皆イエスを見捨てて逃げ去った。

51. ときに、ある若者が身に亜麻布をまとって、イエスのあとについて行ったが、人々が彼をつかまえようとしたので、

52. その亜麻布を捨てて、裸で逃げて行った。

53. それから、イエスを大祭司のところに連れて行くと、祭司長、長老、律法学者たちがみな集まってきた。

54. ペテロは遠くからイエスについて行って、大祭司の中庭まではいり込み、その下役どもにまじってすわり、火にあたっていた。

55. さて、祭司長たちと全議会とは、イエスを死刑にするために、イエスに不利な証拠を見つけようとしたが、得られなかった。

56. 多くの者がイエスに対して偽証を立てたが、その証言が合わなかったからである。

57. ついに、ある人々が立ちあがり、イエスに対して偽証を立てて言った、

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