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マタイによる福音書 6:7-24 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

7. また、祈る場合、異邦人のように、くどくどと祈るな。彼らは言葉かずが多ければ、聞きいれられるものと思っている。

8. だから、彼らのまねをするな。あなたがたの父なる神は、求めない先から、あなたがたに必要なものはご存じなのである。

9. だから、あなたがたはこう祈りなさい、天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。

10. 御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。

11. わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。

12. わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。

13. わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください。

14. もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう。

15. もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう。

16. また断食をする時には、偽善者がするように、陰気な顔つきをするな。彼らは断食をしていることを人に見せようとして、自分の顔を見苦しくするのである。よく言っておくが、彼らはその報いを受けてしまっている。

17. あなたがたは断食をする時には、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。

18. それは断食をしていることが人に知れないで、隠れた所においでになるあなたの父に知られるためである。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いて下さるであろう。

19. あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。

20. むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。

21. あなたの宝のある所には、心もあるからである。

22. 目はからだのあかりである。だから、あなたの目が澄んでおれば、全身も明るいだろう。

23. しかし、あなたの目が悪ければ、全身も暗いだろう。だから、もしあなたの内なる光が暗ければ、その暗さは、どんなであろう。

24. だれも、ふたりの主人に兼ね仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛し、あるいは、一方に親しんで他方をうとんじるからである。あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない。

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