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マタイによる福音書 27:24-34 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

24. ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」。

25. すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。

26. そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。

27. それから総督の兵士たちは、イエスを官邸に連れて行って、全部隊をイエスのまわりに集めた。

28. そしてその上着をぬがせて、赤い外套を着せ、

29. また、いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ、右の手には葦の棒を持たせ、それからその前にひざまずき、嘲弄して、「ユダヤ人の王、ばんざい」と言った。

30. また、イエスにつばきをかけ、葦の棒を取りあげてその頭をたたいた。

31. こうしてイエスを嘲弄したあげく、外套をはぎ取って元の上着を着せ、それから十字架につけるために引き出した。

32. 彼らが出て行くと、シモンという名のクレネ人に出会ったので、イエスの十字架を無理に負わせた。

33. そして、ゴルゴタ、すなわち、されこうべの場、という所にきたとき、

34. 彼らはにがみをまぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはそれをなめただけで、飲もうとされなかった。

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