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マタイによる福音書 22:1-17 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. イエスはまた、譬で彼らに語って言われた、

2. 「天国は、ひとりの王がその王子のために、婚宴を催すようなものである。

3. 王はその僕たちをつかわして、この婚宴に招かれていた人たちを呼ばせたが、その人たちはこようとはしなかった。

4. そこでまた、ほかの僕たちをつかわして言った、『招かれた人たちに言いなさい。食事の用意ができました。牛も肥えた獣もほふられて、すべての用意ができました。さあ、婚宴においでください』。

5. しかし、彼らは知らぬ顔をして、ひとりは自分の畑に、ひとりは自分の商売に出て行き、

6. またほかの人々は、この僕たちをつかまえて侮辱を加えた上、殺してしまった。

7. そこで王は立腹し、軍隊を送ってそれらの人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払った。

8. それから僕たちに言った、『婚宴の用意はできているが、招かれていたのは、ふさわしくない人々であった。

9. だから、町の大通りに出て行って、出会った人はだれでも婚宴に連れてきなさい』。

10. そこで、僕たちは道に出て行って、出会う人は、悪人でも善人でもみな集めてきたので、婚宴の席は客でいっぱいになった。

11. 王は客を迎えようとしてはいってきたが、そこに礼服をつけていないひとりの人を見て、

12. 彼に言った、『友よ、どうしてあなたは礼服をつけないで、ここにはいってきたのですか』。しかし、彼は黙っていた。

13. そこで、王はそばの者たちに言った、『この者の手足をしばって、外の暗やみにほうり出せ。そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう』。

14. 招かれる者は多いが、選ばれる者は少ない」。

15. そのときパリサイ人たちがきて、どうかしてイエスを言葉のわなにかけようと、相談をした。

16. そして、彼らの弟子を、ヘロデ党の者たちと共に、イエスのもとにつかわして言わせた、「先生、わたしたちはあなたが真実なかたであって、真理に基いて神の道を教え、また、人に分け隔てをしないで、だれをもはばかられないことを知っています。

17. それで、あなたはどう思われますか、答えてください。カイザルに税金を納めてよいでしょうか、いけないでしょうか」。

完全な章を読みます マタイによる福音書 22