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マタイによる福音書 15:30-39 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

30. すると大ぜいの群衆が、足なえ、不具者、盲人、おし、そのほか多くの人々を連れてきて、イエスの足もとに置いたので、彼らをおいやしになった。

31. 群衆は、おしが物を言い、不具者が直り、足なえが歩き、盲人が見えるようになったのを見て驚き、そしてイスラエルの神をほめたたえた。

32. イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、「この群衆がかわいそうである。もう三日間もわたしと一緒にいるのに、何も食べるものがない。しかし、彼らを空腹のままで帰らせたくはない。恐らく途中で弱り切ってしまうであろう」。

33. 弟子たちは言った、「荒野の中で、こんなに大ぜいの群衆にじゅうぶん食べさせるほどたくさんのパンを、どこで手に入れましょうか」。

34. イエスは弟子たちに「パンはいくつあるか」と尋ねられると、「七つあります。また小さい魚が少しあります」と答えた。

35. そこでイエスは群衆に、地にすわるようにと命じ、

36. 七つのパンと魚とを取り、感謝してこれをさき、弟子たちにわたされ、弟子たちはこれを群衆にわけた。

37. 一同の者は食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると、七つのかごにいっぱいになった。

38. 食べた者は、女と子供とを除いて四千人であった。

39. そこでイエスは群衆を解散させ、舟に乗ってマガダンの地方へ行かれた。

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