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マタイによる福音書 14:15-25 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

15. 夕方になったので、弟子たちがイエスのもとにきて言った、「ここは寂しい所でもあり、もう時もおそくなりました。群衆を解散させ、めいめいで食物を買いに、村々へ行かせてください」。

16. するとイエスは言われた、「彼らが出かけて行くには及ばない。あなたがたの手で食物をやりなさい」。

17. 弟子たちは言った、「わたしたちはここに、パン五つと魚二ひきしか持っていません」。

18. イエスは言われた、「それをここに持ってきなさい」。

19. そして群衆に命じて、草の上にすわらせ、五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさいて弟子たちに渡された。弟子たちはそれを群衆に与えた。

20. みんなの者は食べて満腹した。パンくずの残りを集めると、十二のかごにいっぱいになった。

21. 食べた者は、女と子供とを除いて、おおよそ五千人であった。

22. それからすぐ、イエスは群衆を解散させておられる間に、しいて弟子たちを舟に乗り込ませ、向こう岸へ先におやりになった。

23. そして群衆を解散させてから、祈るためひそかに山へ登られた。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。

24. ところが舟は、もうすでに陸から数丁も離れており、逆風が吹いていたために、波に悩まされていた。

25. イエスは夜明けの四時ごろ、海の上を歩いて彼らの方へ行かれた。

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