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マタイによる福音書 14:1-12 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. そのころ、領主ヘロデはイエスのうわさを聞いて、

2. 家来に言った、「あれはバプテスマのヨハネだ。死人の中からよみがえったのだ。それで、あのような力が彼のうちに働いているのだ」。

3. というのは、ヘロデは先に、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで、ヨハネを捕えて縛り、獄に入れていた。

4. すなわち、ヨハネはヘロデに、「その女をめとるのは、よろしくない」と言ったからである。

5. そこでヘロデはヨハネを殺そうと思ったが、群衆を恐れた。彼らがヨハネを預言者と認めていたからである。

6. さてヘロデの誕生日の祝に、ヘロデヤの娘がその席上で舞をまい、ヘロデを喜ばせたので、

7. 彼女の願うものは、なんでも与えようと、彼は誓って約束までした。

8. すると彼女は母にそそのかされて、「バプテスマのヨハネの首を盆に載せて、ここに持ってきていただきとうございます」と言った。

9. 王は困ったが、いったん誓ったのと、また列座の人たちの手前、それを与えるように命じ、

10. 人をつかわして、獄中でヨハネの首を切らせた。

11. その首は盆に載せて運ばれ、少女にわたされ、少女はそれを母のところに持って行った。

12. それから、ヨハネの弟子たちがきて、死体を引き取って葬った。そして、イエスのところに行って報告した。

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