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マタイによる福音書 13:1-14 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. その日、イエスは家を出て、海べにすわっておられた。

2. ところが、大ぜいの群衆がみもとに集まったので、イエスは舟に乗ってすわられ、群衆はみな岸に立っていた。

3. イエスは譬で多くの事を語り、こう言われた、「見よ、種まきが種をまきに出て行った。

4. まいているうちに、道ばたに落ちた種があった。すると、鳥がきて食べてしまった。

5. ほかの種は土の薄い石地に落ちた。そこは土が深くないので、すぐ芽を出したが、

6. 日が上ると焼けて、根がないために枯れてしまった。

7. ほかの種はいばらの地に落ちた。すると、いばらが伸びて、ふさいでしまった。

8. ほかの種は良い地に落ちて実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。

9. 耳のある者は聞くがよい」。

10. それから、弟子たちがイエスに近寄ってきて言った、「なぜ、彼らに譬でお話しになるのですか」。

11. そこでイエスは答えて言われた、「あなたがたには、天国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていない。

12. おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。

13. だから、彼らには譬で語るのである。それは彼らが、見ても見ず、聞いても聞かず、また悟らないからである。

14. こうしてイザヤの言った預言が、彼らの上に成就したのである。『あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。見るには見るが、決して認めない。

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