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ヘブル人への手紙 7:5-15 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

5. さて、レビの子のうちで祭司の務をしている者たちは、兄弟である民から、同じくアブラハムの子孫であるにもかかわらず、十分の一を取るように、律法によって命じられている。

6. ところが、彼らの血統に属さないこの人が、アブラハムから十分の一を受けとり、約束を受けている者を祝福したのである。

7. 言うまでもなく、小なる者が大なる者から祝福を受けるのである。

8. その上、一方では死ぬべき人間が、十分の一を受けているが、他方では「彼は生きている者」とあかしされた人が、それを受けている。

9. そこで、十分の一を受けるべきレビでさえも、アブラハムを通じて十分の一を納めた、と言える。

10. なぜなら、メルキゼデクがアブラハムを迎えた時には、レビはまだこの父祖の腰の中にいたからである。

11. もし全うされることがレビ系の祭司制によって可能であったら-民は祭司制の下に律法を与えられたのであるが-なんの必要があって、なお、「アロンに等しい」と呼ばれない、別な「メルキゼデクに等しい」祭司が立てられるのであるか。

12. 祭司制に変更があれば、律法にも必ず変更があるはずである。

13. さて、これらのことは、いまだかつて祭壇に奉仕したことのない、他の部族に関して言われているのである。

14. というのは、わたしたちの主がユダ族の中から出られたことは、明らかであるが、モーセは、この部族について、祭司に関することでは、ひとことも言っていない。

15. そしてこの事は、メルキゼデクと同様な、ほかの祭司が立てられたことによって、ますます明白になる。

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