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ピリピ人への手紙 4 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

第4章

1. だから、わたしの愛し慕っている兄弟たちよ。わたしの喜びであり冠である愛する者たちよ。このように、主にあって堅く立ちなさい。

2. わたしはユウオデヤに勧め、またスントケに勧める。どうか、主にあって一つ思いになってほしい。

3. ついては、真実な協力者よ。あなたにお願いする。このふたりの女を助けてあげなさい。彼らは、「いのちの書」に名を書きとめられているクレメンスや、その他の同労者たちと協力して、福音のためにわたしと共に戦ってくれた女たちである。

4. あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい。

5. あなたがたの寛容を、みんなの人に示しなさい。主は近い。

6. 何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。

7. そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。

8. 最後に、兄弟たちよ。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて純真なこと、すべて愛すべきこと、すべてほまれあること、また徳といわれるもの、称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさい。

9. あなたがたが、わたしから学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことは、これを実行しなさい。そうすれば、平和の神が、あなたがたと共にいますであろう。

10. さて、わたしが主にあって大いに喜んでいるのは、わたしを思う心が、あなたがたに今またついに芽ばえてきたことである。実は、あなたがたは、わたしのことを心にかけてくれてはいたが、よい機会がなかったのである。

11. わたしは乏しいから、こう言うのではない。わたしは、どんな境遇にあっても、足ることを学んだ。

12. わたしは貧に処する道を知っており、富におる道も知っている。わたしは、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に処する秘けつを心得ている。

13. わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。

14. しかし、あなたがたは、よくもわたしと患難を共にしてくれた。

15. ピリピの人たちよ。あなたがたも知っているとおり、わたしが福音を宣伝し始めたころ、マケドニヤから出かけて行った時、物のやりとりをしてわたしの働きに参加した教会は、あなたがたのほかには全く無かった。

16. またテサロニケでも、一再ならず、物を送ってわたしの欠乏を補ってくれた。

17. わたしは、贈り物を求めているのではない。わたしの求めているのは、あなたがたの勘定をふやしていく果実なのである。

18. わたしは、すべての物を受けてあり余るほどである。エパフロデトから、あなたがたの贈り物をいただいて、飽き足りている。それは、かんばしいかおりであり、神の喜んで受けて下さる供え物である。

19. わたしの神は、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたのいっさいの必要を、キリスト・イエスにあって満たして下さるであろう。

20. わたしたちの父なる神に、栄光が世々限りなくあるように、アァメン。

21. キリスト・イエスにある聖徒のひとりびとりに、よろしく。わたしと一緒にいる兄弟たちから、あなたがたによろしく。

22. すべての聖徒たちから、特にカイザルの家の者たちから、よろしく。

23. 主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊と共にあるように。