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コリント人への第一の手紙 11:5-22 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

5. 祈をしたり預言をしたりする時、かしらにおおいをかけない女は、そのかしらをはずかしめる者である。それは、髪をそったのとまったく同じだからである。

6. もし女がおおいをかけないなら、髪を切ってしまうがよい。髪を切ったりそったりするのが、女にとって恥ずべきことであるなら、おおいをかけるべきである。

7. 男は、神のかたちであり栄光であるから、かしらに物をかぶるべきではない。女は、また男の光栄である。

8. なぜなら、男が女から出たのではなく、女が男から出たのだからである。

9. また、男は女のために造られたのではなく、女が男のために造られたのである。

10. それだから、女は、かしらに権威のしるしをかぶるべきである。それは天使たちのためでもある。

11. ただ、主にあっては、男なしには女はないし、女なしには男はない。

12. それは、女が男から出たように、男もまた女から生れたからである。そして、すべてのものは神から出たのである。

13. あなたがた自身で判断してみるがよい。女がおおいをかけずに神に祈るのは、ふさわしいことだろうか。

14. 自然そのものが教えているではないか。男に長い髪があれば彼の恥になり、

15. 女に長い髪があれば彼女の光栄になるのである。長い髪はおおいの代りに女に与えられているものだからである。

16. しかし、だれかがそれに反対の意見を持っていても、そんな風習はわたしたちにはなく、神の諸教会にもない。

17. ところで、次のことを命じるについては、あなたがたをほめるわけにはいかない。というのは、あなたがたの集まりが利益にならないで、かえって損失になっているからである。

18. まず、あなたがたが教会に集まる時、お互の間に分争があることを、わたしは耳にしており、そしていくぶんか、それを信じている。

19. たしかに、あなたがたの中でほんとうの者が明らかにされるためには、分派もなければなるまい。

20. そこで、あなたがたが一緒に集まるとき、主の晩餐を守ることができないでいる。

21. というのは、食事の際、各自が自分の晩餐をかってに先に食べるので、飢えている人があるかと思えば、酔っている人がある始末である。

22. あなたがたには、飲み食いをする家がないのか。それとも、神の教会を軽んじ、貧しい人々をはずかしめるのか。わたしはあなたがたに対して、なんと言おうか。あなたがたを、ほめようか。この事では、ほめるわけにはいかない。

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