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コリント人への第一の手紙 11:10-27 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. それだから、女は、かしらに権威のしるしをかぶるべきである。それは天使たちのためでもある。

11. ただ、主にあっては、男なしには女はないし、女なしには男はない。

12. それは、女が男から出たように、男もまた女から生れたからである。そして、すべてのものは神から出たのである。

13. あなたがた自身で判断してみるがよい。女がおおいをかけずに神に祈るのは、ふさわしいことだろうか。

14. 自然そのものが教えているではないか。男に長い髪があれば彼の恥になり、

15. 女に長い髪があれば彼女の光栄になるのである。長い髪はおおいの代りに女に与えられているものだからである。

16. しかし、だれかがそれに反対の意見を持っていても、そんな風習はわたしたちにはなく、神の諸教会にもない。

17. ところで、次のことを命じるについては、あなたがたをほめるわけにはいかない。というのは、あなたがたの集まりが利益にならないで、かえって損失になっているからである。

18. まず、あなたがたが教会に集まる時、お互の間に分争があることを、わたしは耳にしており、そしていくぶんか、それを信じている。

19. たしかに、あなたがたの中でほんとうの者が明らかにされるためには、分派もなければなるまい。

20. そこで、あなたがたが一緒に集まるとき、主の晩餐を守ることができないでいる。

21. というのは、食事の際、各自が自分の晩餐をかってに先に食べるので、飢えている人があるかと思えば、酔っている人がある始末である。

22. あなたがたには、飲み食いをする家がないのか。それとも、神の教会を軽んじ、貧しい人々をはずかしめるのか。わたしはあなたがたに対して、なんと言おうか。あなたがたを、ほめようか。この事では、ほめるわけにはいかない。

23. わたしは、主から受けたことを、また、あなたがたに伝えたのである。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンをとり、

24. 感謝してこれをさき、そして言われた、「これはあなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。

25. 食事ののち、杯をも同じようにして言われた、「この杯は、わたしの血による新しい契約である。飲むたびに、わたしの記念として、このように行いなさい」。

26. だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとに、それによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである。

27. だから、ふさわしくないままでパンを食し主の杯を飲む者は、主のからだと血とを犯すのである。

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