2. シオン山のうるわしい宮から、神様の栄光が輝きわたります。
3. 神様は焼き尽くす火をまとい、雷とともに姿を現わされます。 その回りには嵐が猛り狂っています。
4. ご自分の国民をさばくためにおいでになった神様は、天と地にこうお叫びになります。
5. 「祭壇にいけにえをささげてくれた人々を捜し出せ。 わたしに忠誠を誓った国民を集めてくれ。」
6. 神様は完全無欠な裁判官となって、判決を下されます。 天も、神様のおっしゃることの正しさはよくわかっていて、証言に立ちます。
7. 民よ、耳を傾けなさい。 わたしはあなたがたの神です。 話しておきたいことがあります。
8. といって、祭壇にささげられるいけにえに、不満があるわけではありません。 それは欠かさず供えられています。
9. しかし、真にわたしの求めているものは、いけにえの雄牛や雄やぎではないのです。
10-11. 野原や林の獣は、もともとわたしのものなのですから。 ここかしこの丘で草をはむ家畜も、山の鳥もみな、わたしのものなのです。
12. たとい飢えても、あなたがたに頼ったりはしません。 全世界とその中のものはみな、わたしのものなのですから。
13. あなたがたに、いけにえの肉と血を、どうしてもささげてもらわなければならないわけではないのです。
14-15. わたしが欲しいのは、真心からの感謝です。 誓いを果たすことです。 困難に出会った時、わたしにすがってほしいのです。 そうすれば、わたしは助けの手を差し伸べ、あなたがたはわたしの栄誉をたたえてくれるでしょう。