1. ああ、すばらしい神様、そんなに遠くで黙っていないでください。
2. 悪者どもは私を中傷し、うそ八百を並べ立てています。
3. これという理由もないのに私を憎み、突っかかって来るのです。
4. 私は彼らを愛し、祈ってやっているのに、私のいのちをつけねらうのです。
5. 善の代わりに悪を、愛の代わりに憎しみを、返してよこします。
6. 私がどんな気持ちでいるか、敵に知らせてやってください。 ありもしない噂を立てて、彼を不公平な裁判官のいる法廷に引き出してください。
7. そして、有罪宣告が下されますように。 彼の祈りさえも、罪とみなしてくださればいいのです。
8. 彼の寿命は縮まり、その仕事はほかの者が取って代わりますように。
9-10. その子供は父なし子に、妻は未亡人になり、荒れ果てた家から立ち退きを命じられますように。
11. 債権者に全財産を没収され、見も知らぬ者に、たくわえをみな巻き上げられますように。
12-13. だれひとり同情せず、遺児にもあわれみをかけてやりませんように。 一家の者が死に絶え、その家系が一代でとだえればいいのです。
14. 両親の罪まで見のがさず、徹底して罰してください。
15. 彼のした悪事をかた時も忘れず、その名を人々の記憶から消し去ってください。
16. 彼は人を思いやる気持ちなどみじんも持たず、困っている人を虐待し、傷心の者を死に追いやったからです。
17. 人をのろうのを趣味にしていた彼を、今度は、神様がのろう番です。 一度も人を祝福したことがない彼から、今度は祝福を奪い返してください。
18. 彼にとってのろうことは、水を飲んだり、好きな物を口にしたりするのと同様に、体にしみついてしまっているのです。