13. 八方ふさがりの中で、彼らが神様に助けを求めた時、その願いは聞かれました。
14. 陰惨な暗やみから引き上げられ、奴隷の鎖を断ち切っていただきました。
15. これほどすばらしい思いやりと恵みをかけていただいたのですから、神様への賛美を忘れないでほしいものです。
16. 牢獄の青銅のとびらを押し倒し、鉄格子を切断してくださったのは、ほかならぬ神様なのですから。
17. またほかの所には、自業自得で病気にかかった愚かな人もいました。
18. 食欲もなく、死の一歩手前にいた人たちですが、
19. その苦境の中から神様を呼んだところ、力を与えられ救い出されたのです。
20. 神様のひと声で病気はたちどころに治り、死の口から引き上げられました。
21. これほどすばらしい恵みをいただいたのですから、いつまでも神様を賛美して過ごしなさい。
22. 感謝のことばが何よりの供え物です。 神様がしてくださったすばらしいことを歌にして、語り継ぎなさい。
23. またほかには、七つの海をまたにかけて商売をする船乗りたちがいました。
24. この人たちもまた、神様の力を目のあたりに見るのです。
25. 神様がお命じになると、波は山のように高くうねり、
26. 船を天まで持ち上げるのです。 そして、次の瞬間、奈落の底にでも沈み込んだかのように、船乗りたちを恐怖のどん底に突き落とすのです。
27. 彼らは酔っぱらいのようによろめいて、途方にくれます。
28. こうして、あえぎながら神様を呼び求める時、彼らは救われるのです。
29. 神様は嵐を静め、波をおだやかにされます。
30. 海が凪ぐと、目ざす港に無事に導かれるのです。 なんという祝福でしょう。
31. このすばらしい恵みを決して忘れることなく、いつまでも彼らが神様をほめたたえますように。