19-20. それは、彼らが栄光に輝く神様より、草を食べる牛の像を選んだことへの罰でした。
21-22. 彼らは、エジプトと紅海のほとりで大きな奇蹟をなさった神様の顔に、どろを塗るようなまねをしたのです。
23. あわや神様は、人々を皆殺しにしようとなさるところでしたが、選ばれた人モーセが間に入ってとりなしました。 どうか、お怒りを静め、人々を滅ぼすのを思いとどまってください、と嘆願したのです。
24. 彼らは、神様がきっと祝福してくださるという約束を信じられず、約束の地に入ることを拒絶したのです。
25. 人々はおのおのの天幕で口をとがらせ、嘆き悲しみ、神様の命令なんかくそ食らえ、とどなりました。
26. そこで神様は、彼らを荒野で殺し、
27. その子孫を遠い国へ追いやることになさったのです。
28. そのあと、私たちの先祖は、ペオルでのバアル礼拝に加わったり、死人にいけにえをささげたりするところまで堕落しました。
29. こうして、神様の怒りは極限に達し、恐ろしい伝染病が起こったのです。
30. ピネハスが、災いを引き起こした張本人たちを処刑してはじめて、病気はおさまりました。
31. このピネハスの適切な処置は歴史に残ることでしょう。
32. イスラエル国民はメリバでも神様を怒らせ、モーセを窮地に追い込みました。
33. そのためかっとしたモーセは、思わず軽率なことを口にしてしまったのです。
34. さて、イスラエル国民は、神様の命令に逆らい、カナンに住む外国人を滅ぼさなかったばかりか、
35. いっしょになって悪の道に励みました。
36. 土着民の偶像にいけにえをささげ、神様には目もくれませんでした。
37-38. 果ては、わが子を、カナンの偶像の悪霊にささげたりするしまつで、罪のない者の血を流し、国土を汚したのです。
39. 偶像を愛することは、神様の目から見れば姦淫罪であり、自分自身を汚すことにもなりました。
40. 今や、神様の怒りは燃え上がりました。 彼らの存在は神様に嫌悪感をもよおさせ、
41-42. こんなことから、イスラエルは外国人に踏みにじられるようになったのです。 敵に支配され、その虐待に甘んじる時期が続きました。
43. そんな奴隷状態から、神様は何度お救いくださったことでしょう。しかし人々は、反抗的な態度をくずそうとせず、とうとう自滅していったのです。