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詩篇 10:1-13 リビングバイブル (JLB)

1.  主よ、なぜ、遠く離れてお立ちになるのですか。 主をいちばん必要としている時に、なぜ、お隠れになるのですか。

2.  そばに来て、貧しい者を邪険に扱う、高慢ちきな者どもの相手になってください。 連中の悪だくみを、その頭上に返してやってください! 

3. やつらときたら、汚ない欲望を自慢するしまつです。 神様をののしり、主に忌みきらわれる者どもと意気投合しています。彼らにとっては、金だけが人生の目的なのです。

4.  この悪者どもは、お話にならないほど高慢で横柄で、神様は死んだとみなしているかのようです。 彼らには、神様を求める気持ちなど、これっぽちもありません! 

5. ところが、手がけることは片っぱしから成功し、敵をなぎ倒していきます。 神様の刑罰が待ち受けていることなど、まるで眼中にないのです。 

6. 「神も人もさしたる相手ではない」と、彼らはうそぶきます。 そしてどういうわけか、道を切り開いていくのです!

7.  彼らの口には、神様への冒涜と偽りと欺きとが満ちています。常に悪だくみを自慢の種にしています。 

8. 薄暗い裏通りに待ち伏せては、道行く人を殺すのです。 

9. ライオンのように息をひそめてうずくまり、貧しい者に今にも襲いかからんばかりです。 猟師のように罠をしかけ、えじきを得ます。 

10. 不運な人は彼らの並はずれた腕力に圧倒され、一撃のもとに倒されるのです。 

11. 彼らは自分にこう言い聞かせています。 「神はご存じないさ! 見てもいないんだから。」

12.  ああ主よ、立ち上がってください! ああ神様、彼らをひねりつぶしてください! 貧しい者を忘れないでください。 

13. なぜ、悪者が神様を侮るのを放っておかれるのですか。 「神から責任を追求されることはない」と、彼らは高をくくっているのです。 

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