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申命記 32:23-42 リビングバイブル (JLB)

23.  息つく間もなく災いを下し、次々と矢を放ち、射倒そう。

24.  飢えと熱病と不治の病で痛めつけてもかまわない。容赦なく滅ぼしてやるのだ。野獣が彼らを八つ裂きにし、毒蛇は獲物を求めて地をはい回る。

25.  外には敵の剣、内には伝染病。老人も、若者も、乳飲み子さえも逃れられない。

26.  あげくの果ては、遠い国へ散り散りに追いやろう。彼らがいたことさえ忘れさせるために。

27.  だが、ちょっと待て。それでは敵の思うつぼだ。「われわれがイスラエルを滅ぼした。神様なんかじゃない」と大口をたたかせることになる。』

28.  イスラエルはまぬけな国、大ばか者の、わからず屋だ。

29.  ああ、少しでも知恵があり、物わかりがよかったら、自分の末路を見きわめることもできたろうに。

30.  彼らの岩である神様が見捨てず、滅ぼそうとされなかったら、一人の敵が千人を追い散らし、二人が万人を敗走させることもなかったろうに。

31.  この岩にまさる岩はどこにもない。敵も、神々への祈りがむなしいことを知っている。

32.  彼らの行ないはソドム、ゴモラの人たちと同じで、苦々しい毒がある。

33.  彼らの飲むぶどう酒はまむしの毒液だ。

34.  『だがイスラエルはわたしの取っておきの国民、倉に納めた宝だ。

35.  復讐はわたしの務め、イスラエルの敵には罰を下す。判決はすでに下った。』

36.  神様はイスラエルをさばき、彼らの失敗をやさしくかばわれる。奴隷も自由の者も力が衰えていくのを見て、

37.  こう言われる。『ほかの神々はどこへ行った。頼みの岩はどうしたのだ。

38.  あぶら身やぶどう酒をささげた神々はどうなったのか。さあ、神々を奮い立たせ、助けてもらうがいい。

39.  どうだ、思い知ったか。ほんとうの神はわたし一人なのだ。殺すも生かすも、傷つけるも治すも、思いのまま。わたしの手から救い出せる者はいない。

40-41. 手を天に差し伸べ、わたしの存在をかけて誓おう。きらめく剣をとぎすまし、敵に刑罰を下す。

42.  矢は血に酔いしれ、剣は肉と血をむさぼる。刺し殺され、捕らわれた者の肉と血を。敵の頭は血にまみれる。』

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