2-3. 避難用の町を三つ確保しなさい。 過って人を殺した者が安全に逃げ込めるようにするのです。 国を三つに区分し、各地域に一つずつ避難用の町を設けます。 町に通じる道はよく補修しておきなさい。
4. 町を設けるのは、次のような場合のためです。
5. 二人の人が森へ木を切りに行ったとします。 ところが、一人が木を切ろうと斧を振り上げたとたん、刃が柄から抜け、相手に当たり、運悪くその人は死んでしまいました。 そういう場合、避難用の町に逃げ込んで身を守るのです。
6-7. だれも復讐はできません。 どこに住んでいても、必ず三つの町の一つには逃げ込めるように、よく考えて町を選びなさい。 でないと、町まで行かないうちに怒りに燃えた復讐者に追いつかれ、殺されるかもしれません。 過って殺しただけでは死刑にはなりません。
8. ご先祖への約束どおり、神様が領土を広げ、約束の国を全部くださったら、
9. 避難用の町をさらに三つふやしなさい。 もっとも、それには、きょう私が与える戒めをみな守り、神様を愛し、神様の言われるとおりに歩まなければなりません。
10. 避難用の町が十分にあれば、罪のない者が殺されることもなく、不法なリンチが行なわれた責任をとることもなくなります。
11. しかし、以前から憎んでいた相手を待ち伏せて殺した時は、避難用の町に逃げ込んでもむだです。
12. 犯人の出身地にあたる町の長老が連れ戻し、被害者の復讐をする者に殺させなさい。
13. 容赦はいりません。 イスラエルから人殺しを除き去りなさい。 そうしてはじめて、万事が順調にいくのです。