4-5. そこでモーセは、その場所で、三月二十八日の夕方から過越の祭りを始めるようにと言いました。 神様が命じたとおりです。
6-7. ところが、まずいことが起きました。 何人かの人が葬式の席で死体にさわり、身を汚したのです。 そのままでは過越の子羊は食べられません。 その人たちはモーセとアロンのところに来て、事情を説明しました。 「死体にさわって汚れたので、神様の命令どおり、いけにえをささげることができません。 いったいどうしたらいいでしょう。」
8. モーセが、「神様にうかがってみましょう」と言って祈ると、
9. 神様はこうお答えになりました。
10. 「今後、だれでも、過越の祭りの時に死体にさわって体を汚したり、旅行中だったりして祭りが守れない時は、一か月後に守ればよい。
11. 四月二十八日の夕方に始めるのだ。 その時、子羊とイースト菌抜きのパンと苦菜を食べなさい。
12. 翌朝まで残しておいてはいけない。 子羊の骨は一本も折ってはいけない。 すべて決まりどおりに行ないなさい。
13. 体を汚したわけでもなく、旅行中でもないのに過越の祭りを祝わないような者は、追放しなさい。
14. もし、いっしょに住んでいる外国人が、祭りを祝いたいと言ったら、やはり決まりどおりにやらせなさい。 これはだれもが守る決まりなのだ。」