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民数記 32:1-13 リビングバイブル (JLB)

1.  さて、イスラエルの中でもルベン部族とガド部族は、羊をたくさん持っていました。 その羊を飼うには、今いるヤゼルやギルアデの地域が最適です。 

2. そこで、モーセと祭司エルアザル、部族長たちに願い出ました。 

3-4. 「神様は私たちに味方して、このあたりのアタロテ、ディボン、ヤゼル、ニムラ、ヘシュボン、エルアレ、セバム、ネボ、ベオンの住民をみな滅ぼされました。 ここはもともと、羊を飼うには理想的な所です。 

5. ヨルダン川の向こう側の土地はいりませんから、ここを私たちにください。」

6.  モーセは答えました。 「ほかの者が向こう側へ渡って、これからも戦いを続けるのに、ここに残りたいと言うのか。 

7. 神様が下さる国へ進んで行こうとする、他の部族の意気をくじくつもりか。 

8. それじゃあ、先祖たちとちっとも変わらないぞ。 四十年前、カデシュ・バルネアからスパイを送り込んでカナンの地を探らせた時、 

9. エシュコルの谷から戻って来た連中は、何と言ったか。 あきれたことに、約束の国へは上って行かないほうがいいと言いはって、みんなの意気をくじいたのだ。 

10-11. もちろん、神様はもうれつに腹を立て、『エジプトから助け出された者のうち、二十歳以上の者にはだれ一人、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓った国は見せない』と断言なさった。 神様のお考えに従おうとしなかったからだ。 

12. しかし、ケナズ一族のエフネの息子カレブとヌンの息子ヨシュアは違う。 神様の言われるとおり、あくまでも約束の国へ行こうと、熱心に勧めたのだ。

13.  神様に背いた者がみな死んでしまうまで、四十年もの間、私たちは荒野をさまよい歩いた。 

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