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民数記 25:2-18 リビングバイブル (JLB)

2. モアブ人の信じる神々にいけにえをささげる儀式に参列するよう、そそのかされたのです。 やがて青年たちは、宴会につらなるばかりか、本当の神様でない偶像を拝むようになりました。

3. そのうえ、イスラエル人が、ペオル山で、進んでモアブの神バアルを拝むほどになったのです。 神様がもうれつに腹を立てたのは、言うまでもありません。

4.  そこで、神様はモーセにきびしく命じました。「部族長全員を死刑にせよ。 白日のもとで、わたしの前にさらし者とするのだ。 そうすれば、おまえたちを赦してやろう。」

5.  モーセは、バアルを拝んだ者を一人残らず死刑にするよう、裁判官に命令しました。

6.  ところが、人々が神の天幕の入口に集まって泣いているところへ、ずうずうしくも、一人の男がミデヤン人の娘を連れて来ました。 それも、モーセをはじめ国民全員の目の前にです。 

7. エルアザルの息子で、祭司アロンの孫にあたるピネハスは、それを見るなり槍を取り、 

8. 男のあとを追いました。 テントの中に駆け込むと、二人は奥で寝ています。 間髪を入れず槍で突き刺しました。 槍は男の背を抜け、女の腹をも刺し貫きました。 これで神様の罰はやみましたが、 

9. すでに二万四千もの人が死んだあとでした。

10-11. このことがあってから、神様はモーセに告げました。 「エルアザルの息子で、祭司アロンの孫にあたるピネハスは見上げたものだ。 わたしの顔を立てようと、悪事に目をつぶらず、手加減もしなかった。 それでわたしの気もすんだから、罰を下すのはやめたのだ。 

12-13. そのほうびに彼に約束しよう。 あんなにもわたしのことを思ってくれ、勇気を出して人々のいのちを救ったからだ。 彼の子孫は永遠に祭司の職につくだろう。」

14.  ところで、ミデヤン人の娘といっしょに殺された男はジムリといって、シメオンの部族長サルの息子でした。 

15. 女のほうはミデヤン人の王子ツルの娘で、コズビといいました。

16-17. 神様はモーセに命じました。 「ミデヤン人を滅ぼしなさい。

18. 向こうも、あなたがたを滅ぼそうと策略をめぐらしているからだ。バアルを拝ませて道を誤らせようとしている。 コズビの事件がいい例だ。」

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