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民数記 21:19-35 リビングバイブル (JLB)

19. ナハリエル、バモテを通って、 

20. モアブ平原の谷まで行きました。 そこはピスガ山のふもとで、山頂からは荒野がはるかに見渡せます。 

21. 人々は、エモリ人の王シホンに使者を送りました。

22.  「どうか、王様の国を通らせてください。 国境を越えるまでは、決して街道からそれたりいたしません。 畑を踏み荒らしたり、ぶどう園に入ったり、水を飲んだりもいたしません。」

23.  しかし、王は承知しません。 それどころか軍隊を集め、わざわざ荒野に出て、ヤハツで戦いをしかけたのです。 

24. ところが王は戦死し、勝ったのはイスラエル人のほうでした。 結局、アルノン川から、北はヤボク川、東はアモンとの国境までを占領しました。 アモンとの国境は地形が険しく、それ以上は進めなかったのです。

25-26. こうして、人々はエモリ人の国を占領し、そこに住みつきました。 シホン王が治めていた時は首都だったヘシュボンも、今はイスラエル人のものです。 シホン王は以前にモアブを治めていた王を負かし、アルノン川までの全土を占領していました。 

27-30. 昔の詩人が歌っているとおりです。「シホン王の都、ヘシュボンに来なさい。岩のように堅い都に。王は炎のような勢いでモアブの町アルに攻め上り、完全に滅ぼしてしまった。アルノン川の高地にそびえるあのアルを。気の毒なモアブ、ケモシュの神を拝む人たち、とうとう最期がきたのだ。息子は外国へ逃げ、娘はエモリ人の王シホンに捕らえられた。しかし、今やわれわれが彼らの子孫を滅ぼした。ヘシュボンからディボンに至るまで、メデバの近くのノファフまで。

31-32. エモリ人の国にいる間に、モーセはヤゼルのあたりにスパイを送り込みました。 よく調べてから攻めようというのです。 そして、とうとう町々を占領し、エモリ人を追い出しました。 

33. 次の目標はバシャンの都です。 バシャンの王オグはこれに対抗し、エデレイに兵を集めました。 

34. 「恐れるな。 勝敗はもう決まっている。 ヘシュボンでシホン王と戦ったように、オグ王と戦いなさい。」 神様はモーセを励ましました。 

35. そのとおり、イスラエルは勝利を収めたのです。 オグ王とその王子たちから部下に至るまで、皆殺しでした。こうして、バシャンもイスラエル人のものとなりました。

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