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歴代志下 33:6-20-21 リビングバイブル (JLB)

6. また、ベン・ヒノムの谷で、わが子をいけにえとしてささげました。 さらに、霊媒や占い師や魔術師にうかがいを立て、ありとあらゆる悪を行なって、神様の激しい怒りを引き起こしました。

7.  考えてもご覧なさい! よりによって、神の神殿に偶像を置いたのです。 この神殿については、ダビデ王とその子ソロモン王に、神様はこうお語りになりました。 「わたしは、この神殿と、イスラエル全国の町から特に選んだエルサレムで、ほめたたえられる。 

8. もしおまえたちが、わたしがモーセによって与えた、すべてのおきてと定めに従うなら、先祖に与えたこの地から、二度と追い出すようなことはしない。」

9.  ところが、マナセ王はユダとエルサレムの人々をそそのかして、イスラエル国民がこの地に入った時に、神様が滅ぼした国民よりも、もっと悪いことを行なわせたのです。 

10. 王も国民も、神様の警告を、平気で聞き流しました。 

11. そこで神様は、アッシリヤ軍を出動させ、ユダに攻め込ませました。 アッシリヤ軍はマナセ王を鉤で捕らえ、青銅の足かせにつないで車に乗せ、バビロンへ引いて行きました。

12. その時になって、王はようやく本心に立ち返り、謙そんに助けを求めました。 

13. 神様は切なる願いに答えて、エルサレムの彼の王国に王を連れ戻してくださいました。 こうして、ついにマナセ王も、主こそ神であることを知ったのです。

14.  こののち、マナセ王はダビデの町の外側の城壁を築き直しました。その城壁は、キデロンの谷にあるギホンの泉の西側から魚の門にまで達し、ひときわ高く築き上げられた「とりでの丘」を、取り巻いていました。 また、ユダで城壁のある町にはすべて、将軍を配置しました。 

15. さらに、丘の上に祭ってある外国の神々を除き、神殿から偶像を取り出し、その神殿が建っている山の上と、エルサレムに築いたすべての祭壇を取りこわし、町の外へ投げ捨てました。 

16. それから、神様の祭壇を築き直し、その上で和解のいけにえと感謝のいけにえをささげ、ユダの国民に、イスラエルの神様だけを礼拝するよう命じました。 

17. それでもなお、国民は丘の上の祭壇にいけにえをささげましたが、それは神様に供えられたものでした。

18.  マナセ王のその他の業績、王が神様にささげた祈り、預言者たちをとおしての神様の答えについては、『イスラエル諸王の年代記』に記されています。 

19. 王の祈りと、それが神様に聞き届けられたこと、および、悔い改める前に犯した罪や失敗についての報告は、預言者たちの言行録に、包み隠さず記されています。 その中には、王が偶像の宮を築いたり、いまわしい像や刻んだ像を置いたりした場所があげてあります。

20-21. マナセ王は死んで、宮殿の下に葬られ、息子アモンが新しく王となりました。 アモンは二十二歳で王となり、わずか二年間、エルサレムで治めました。 

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