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歴代志下 28:3-21 リビングバイブル (JLB)

3. わざわざベン・ヒノムの谷まで出向いて、盛大に偶像礼拝を行ないましたが、香をたくだけにとどまりませんでした。 その谷で、神様がイスラエルのために追放した異教徒にならって、自分の子供たちを、いけにえとして火に投げ込んだのです。 

4. それだけではありません。 丘の上の偶像の宮や、すべての緑の木の下で、いけにえをささげたり、香をたいたりもしました。

5.  そういうわけで、神様は、シリヤの王がアハズ王の軍隊に勝ち、国民の多くを捕虜として、ダマスコへ連れ去るままになさいました。 イスラエル軍も、ユダに攻め入り、大損害を与えました。 

6. たった一日で、レマルヤの子ペカ王は、アハブ王の勇士十二万人を殺したほどでした。 彼らが先祖の神様を捨てたからです。 

7. エフライムの大勇士ジクリは、王子マアセヤ、宮内長官アズリカム、王の補佐官エルカナを殺しました。 

8. イスラエル軍は、ユダの婦人と子供、合わせて二十万人を捕虜とし、たくさんの戦利品を手に入れて、サマリヤへ帰りました。

9.  ところで、サマリヤにいた神様の預言者オデデが、帰って来たイスラエル軍を出迎え、こう言いました。「先祖の神様は、ユダを怒ってあなたがたの手にお渡しになった。 ところが、あなたがたは、天もびっくりするほどの残忍さで彼らを手にかけた。 

10. しかも、ユダとエルサレムから連れて来た人々を、奴隷にしようとしている。 あなたがた自身が、神様に罪を犯しているのではないか。 

11. 私の言うことを聞き、親族であるユダの人々を、家へ帰してやりなさい。 そうでないと、神様の燃えるような怒りが、あなたがたにも下るのだ。」

12.  エフライムの最高指導者であるヨハナンの子アザルヤ、メシレモテの子ベレクヤ、シャルムの子ヒゼキヤ、ハデライの子アマサも、同じ意見でした。

13.  「捕虜を連れて来たら、神様は激しくお怒りになる。 ほかの多くの罪に、さらにこの罪が加わるからだ。 もうこれ以上、神様をわずらわせてはならない。」

14.  そこで将校たちは、捕虜と戦利品のことは、政治的指導者に任せることにしました。 

15. 先に名をあげた四人は、戦利品の中にあった多くの衣服を、捕虜の中で困っている婦人や子供たちに配り、くつをはかせ、パンを食べさせ、ぶどう酒を飲ませました。 また、病人や老人はろばに乗せて、なつめやしの町エリコにいる家族のもとへ送り届けました。 それから、護送の任にあたった者たちは、サマリヤへ帰りました。

16-17. そのころ、エドムがユダを侵略し、大ぜいの人を奴隷として連れ去ったので、アハズ王は、エドム軍と戦うため、アッシリヤ王に援助を求めました。 

18. 一方、ペリシテ人は低地の町々や南のネゲブに侵入し、ベテ・シェメシュ、アヤロン、ゲデロテやソコ、ティムナ、ギムゾとそれぞれ周辺の村々を占領し、そこに住みつきました。 

19. こうなったのは、ユダの国民の宗教心を破壊し、神様に不信の罪を犯したアハズ王の悪事のためでした。 神様はそのことを反省させようとなさったのです。 

20. ところで、アッシリヤの王ティグラテ・ピレセルは、アハズ王を助けるどころか、かえって悩ますためにやって来ました。 

21. アハズ王は神殿の金や宮殿の宝物を贈りましたが、なんの効き目もありませんでした。

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