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歴代志下 20:1-18 リビングバイブル (JLB)

1.  そののち、モアブ人とアモン人、それにメウニム人の王の率いる連合軍が、ヨシャパテ王とユダの国民に戦争をしかけて来ました。

2. 王に届いた情報はこうです。 「大軍が、死海の向こうのシリヤから押し寄せて来ます。 もうハツァツォン・タマル、つまりエン・ゲディまで来ています。」 

3. あわてふためいた王は、神様の助けを仰ぐよりほかないと判断し、全国民に、神様の前に悔い改めて、しばらく断食して祈りに打ち込むよう命じました。 

4. 人々は国中からエルサレムに集まり、心を一つにして神様の助けを求めました。 

5. 王は、神殿の新しい庭に集まった人々の中に立って祈りました。

6.  「先祖の神様。 天におられ、地上のすべての王国を支配しておられる神様。 神様の測り知れない力に、だれも立ち向かうことはできません。 

7. 私たちの神様。 神様の国民がこの地に入った時、神様は、この地に住んでいた異教徒を追い出し、この地を永久に、神様の友アブラハムの子孫のものとされたではありませんか。 

8. 神様の国民はここに根を下ろし、神様のためにこの神殿を建てました。 

9. 戦争、伝染病、ききんなどの災いに会った時、神様のおられるこの神殿の前に立って祈れば、きっと祈りは聞かれ、助けていただけると信じています。

10.  ところで今、アモンとモアブとセイル山の連合軍がしていることをご覧ください。 神様は、先祖がエジプトを出て来た時、彼らの国に侵入するのをお許しになりませんでした。 そこで、彼らの国を避けて通り、滅ぼさないでおいたのです。 

11. ところが今、彼らは何をしようとしているでしょうか。 神様が下さった地から、私たちを追い出そうとして攻め寄せて来るのです。 

12. 神様、彼らの来襲をとどめてください。 私たちには、このような大軍から身を守るすべなどありません。 どうしたらよいのか、見当もつきません。 ただ、神様に助けを求めるばかりです。」

13.  ユダの各地から集まった人々は、妻子や幼児たちといっしょに、神様の前に立っていました。 

14. その時、神の御霊が、そこに立っていたレビ人ヤハジエルに臨んだのです。 彼は、アサフの子孫の一人で、マタヌヤの子エイエルの子ベナヤの子ゼカリヤの子でした。

15.  ヤハジエルは大声で語りだしました。 「ユダとエルサレムのすべての人々、またヨシャパテ王よ、よく聞きなさい! 神様のお告げです。 『恐れるな。 この大軍を見て肝をつぶしてはならない。 この戦いはおまえたちの戦いではなく、わたしの戦いだ。 

16. あす、エルエルの荒野に通じる谷はずれの、ツィツの坂を上って来る敵と出会うから、こちらから攻撃をしかけよ。 

17. おまえたちは戦わなくてよい。 持ち場を守り、静かにして、わたしのすばらしい救いを見よ。 ユダとエルサレムの人々よ、恐れたり、気落ちしたりしてはならない。わたしがついている。 あす、出陣するのだ。』」

18.  王は地面にひれ伏しました。 全国民とエルサレムの住民も、同じように神様を礼拝しました。 

完全な章を読みます 歴代志下 20