旧約聖書

新約聖書

歴代志下 10:1-14 リビングバイブル (JLB)

1.  イスラエルの全指導者は、レハブアムの即位式を祝おうとシェケムに集まりました。 

2-3. 一方、ネバテの子ヤロブアムの支援者たちは、使いを出してソロモン王の死を伝えました。 彼はその時、ソロモン王を避けてエジプトへ逃げていたのです。 急いで帰国したヤロブアムは、即位式に出席して、国民の要求をレハブアムに突きつけました。

4.  「お父上は過酷な方でした。 どうか、お父上が私たちに負わせた重いくびきを軽くしてください。 そうすれば、あなたを王として受け入れます。」

5.  レハブアムは、三日後に返事をするから、また来るようにと伝えました。 

6. そしてさっそく、この申し出について、父ソロモンの相談相手であった長老たちに、相談をもちかけました。「あの連中に、どう返事したものだろうか。」

7.  「彼らの王になろうと願われるなら、好意的な返事をして、親切にすることです。」

8-9. ところが、レハブアムは長老たちの助言を退け、彼といっしょに育った若者たちの意見を求めたのです。「君たちは、どうしたらよいと思うかね。 父がしたよりも、あの連中への負担を軽くしてやるべきだろうか。」

10.  「とんでもありません! こう言っておやりなさい。 『もし、父が重いくびきを負わせたと考えているなら、私がどのようにするか、楽しみに待っているがよい』とね。 それから、こうも言うのです。『私の小指は、父の腰よりも太い。 

11. 負担を軽くするどころか、もっと重くしようと思っているのだ。 父はおまえたちを懲らしめるのに鞭を使ったが、私はさそりを使おう。』」

12.  ヤロブアムと国民は、三日後に、返事を聞きに戻って来ました。

13. レハブアムは荒々しい口調で答えました。 長老たちの助言を退け、

14. 若者たちの言いなりになったからです。「父はおまえたちに重いくびきを負わせたが、私はもっと重くしてやろう。 父は鞭でおまえたちを罰したが、私はさそりで罰してやる。」

完全な章を読みます 歴代志下 10