旧約聖書

新約聖書

歴代志上 22:5-19 リビングバイブル (JLB)

5.  「ソロモンは、まだ若くて未熟だ。 神の神殿は、世界中に知れ渡るほどの、すぐれた建築にしなければならん。 今から、いざという時のために準備をしておこう。」こう考えて、王は、生きている間に、多くの建築材料を集めました。 

6. そのあとで、息子ソロモンに、イスラエルの神様のために神殿を建てるよう命じたのです。

7-8. 「わしは、かねがね神殿を建てたいと思っていたが、そうしてはならんと、神様が仰せられたのじゃ。 『おまえは大きな戦いで多くの人を殺し、大地を血で真っ赤に染めた。 だから、わたしの神殿を建てることはできない。 

9. だがおまえに一人の子を授けよう。その子の代には、周囲の国と平和を保てるようにするので、彼は平和の人ソロモンと呼ばれる。 イスラエルは平和一色に塗りつぶされる。

10. このソロモンこそが、神殿を建てるのだ。 彼はわたしの子となり、わたしは彼の父となる。 彼の子孫に末長くイスラエルを治めさせよう』とな。

11.  そこでじゃ、どうか、神様が共におられ、神殿をりっぱに建て上げさせてくださるように。 

12. おまえに正しい判断力を与えて、イスラエルの王となった時、神様の教えをすべて守れるようにしてくださるように。 

13. 神様がモーセをとおしてイスラエルにお与えになった教えを、注意深く守るなら、まちがいなく栄える。 何ものをも恐れず、強く、雄々しく、熱心に励め!

14.  わしは苦労して、九千億円相当の金塊と、六億円相当の銀塊、それに量りきれないほど多くの鉄や青銅を集めた。 壁用の木材や石材も集めた。 これだけあれば、工事の第一段階は、なんとか間に合うじゃろう。 

15. おまえには、数えきれないほど大ぜいの石工や大工、各種の熟練工がついている。 

16. みな優秀な金や銀の細工人、鉄や青銅を扱う専門家ばかりだ。 さあ、仕事にかかるがよい。 どうか、神様が共におられるように。」

17.  王は、イスラエルの全指導者に、ソロモンを助けて神殿建設にあたれと命じました。

18.  「よいな、神様がついておられる。 神様は、周囲の国々との間に平和を与えてくださった。 わしが神様の国民のために、御名によってこれらの国々を征服したからじゃ。 

19. さあ、わき目もふらず神様にお従いせよ。 そうすれば、やがて神殿に、神の箱をはじめ聖い器具を運び入れることができよう。」

完全な章を読みます 歴代志上 22