1. ある日、ギデオンの息子アビメレクは、シェケムに住む母方のおじを訪ねて頼みました。
2. 「シェケムのお偉方のところへ行って、話していただけませんか。ギデオンの七十人の息子に支配されるのがよいか、それとも、ほかでもない、皆さんの身内の私に支配されるのがよいか、尋ねてほしいのです。」
3. おじたちは町の指導者を訪ね、アビメレクの考えを伝えて相談しました。 すると、母親がこの町の者だということで、彼らはアビメレクを受け入れたのです。
4. 事が決まると、彼らはバアル・ベリテの偶像へのさい銭を、仕度金としてアビメレクに渡しました。 その金で彼はさっそく、言いなりになるごろつき連中を雇いました。
5. そして、一行を率いてオフラにある父の家へ行き、そこの石の上で、腹違いの兄弟七十人を殺してしまったのです。 ただし、最年少のヨタムだけは難を避けて隠れていました。