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士師記 8:23-24-34 リビングバイブル (JLB)

23-24. しかし、ギデオンの答えはこうでした。 「私は王になる気はない。 息子も同じだ。 神様こそあなたがたの王だ。 そこで、ひとつ聞き入れてほしいことがあるんだが、敵から分捕ったイヤリングを、全部もらえないだろうか。」 ミデヤン軍はイシュマエル人だったので、みんな金のイヤリングをつけていたのです。

25.  「どうぞ、どうぞ」と彼らは答え、布を広げると、一人一人、分捕り物のイヤリングを投げ込みました。 

26. 全部で時価七百五十万円にも相当しました。 同時に投げ込まれた三日月形の飾り、垂れ飾り、王衣、らくだの首飾りなどは別にしてもです。 

27. ギデオンはその金で、エポデ〔そでなしの上着。 普通は祭司が着るが、ここでは金の装飾がついて重く、壁にかけた〕を作り、自分の町オフラに置きました。 ところが、イスラエル人がだれもかれもそれを拝むようになり、これは、ギデオンとその一族が犯した悪行となったのです。

28.  以上が、ミデヤン人がイスラエル人に屈服するに至った経過です。ミデヤン人は二度と立ち直れず、ギデオンが生きている四十年間は、イスラエルに平和が続きました。 

29. ギデオンは家に帰りました。 

30. 彼には息子が七十人もいました。 妻が大ぜいいたからです。 

31. また、シェケムに内妻が一人おり、アビメレクという男の子がいました。 

32. 年老いたギデオンはついに世を去り、アビエゼル人の地オフラにある、父ヨアシュの墓に葬られました。

33.  ギデオン亡きあと、イスラエル人はたちまちバアルやバアル・ベリテの偶像崇拝に陥りました。 

34. もう、周囲のすべての敵から救い出してくださった神様を、心に留めようとはしなかったのです。 

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