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士師記 7:4-18 リビングバイブル (JLB)

4.  しかしなお神様は、「まだ多すぎるぞ! 全員を泉に連れて下れ。 だれがおまえと共に行くべきで、だれが行くべきでないか、はっきり示してやろう」と言われたのです。

5-6. ギデオンは一同を水辺に集合させました。 すると神様の声がして、「水の飲み方で全員を二組に分けよ。 最初の組には、手で水をすくい、口にあてて犬のようになめる者どもを組み入れ、第二の組には、かがみ込んで、口を水につけて飲む者どもを振り分けよ。」手で水をすくって飲んだのは、三百人だけでした。 ほかの者はみな、口を水につけて飲んだのです。

7.  神様はきっぱり言われました。 「わたしは、最初の組の三百人でミデヤン人を征服しよう。 残りはみな家へ帰らせるがよい。」

8-9. そこでギデオンは、兵の持っているつぼとラッパを供出させてから、三百人だけを残し、あとは全員帰宅させました。さて、ミデヤン人の陣営は眼下に見下ろす谷にありました。 その夜のこと、神様はギデオンに命じました。 「起きろ! 全軍を率いてミデヤンの陣地に突っ込め! 必ず勝つぞ。 

10. それでも心配なら、配下のプラを連れて敵陣へ行き、 

11. いったい敵陣ではどんな話が交わされているか、自分の耳で確かめるがよかろう。 きっと勇気百倍して攻撃に出られるはずだ。」ギデオンはプラを連れ、やみにまぎれて敵の前哨基地にもぐり込みました。 

12-13. ミデヤン人、アマレク人、そのほか東方諸国の兵士が、いなごのように谷に群がっていました。 まさに浜辺の砂のようでした。 その上、おびただしい数のらくだがいます。 テントの一つにまではって行くと、悪夢から覚めた男が、ちょうどその恐ろしさを仲間に話しているところでした。「全くいやな夢を見たよ。 どでかい大麦のパンのかたまりがな、この陣地めがけて転がり落ちて来るのさ。 そいでな、テントをぺしゃんこにしちまうんだ。」

14.  「そりゃ、こうに違いないぜ。 イスラエル軍にヨアシュの息子のギデオンってのがいてな、そいつがわれわれ連合軍を全滅させようとしてるんだ。」

15.  これを聞いたギデオンは、その場に突っ立ったまま、神様を礼拝する以外にありませんでした。 すぐさまイスラエルの陣営に取って返し、こう叫びました。 「集まれ! 神様はわれわれの手にミデヤンの大軍を渡してくださるぞ!」

16.  彼は三百人を三隊に分け、めいめいにラッパとつぼを持たせました。 つぼには、たいまつが隠してありました。 

17. 次は作戦の説明です。「いいか。 敵の最前線に着いたら、私がするとおりにしろ。 

18. 私と私の部隊の者がラッパを吹いたら、ほかの部隊の者も敵陣をぐるりと取り囲んで、いっせいにラッパを吹き鳴らせ。 そして、『神様のため、ギデオンのために戦うぞ』と叫ぶのだ。」

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