エグロン王は大へん太っていました。 貢物を渡すと、エフデは帰路につきました。 ところが、町を出てギルガルの石切り場まで来た時、同行の者を先に帰し、一人で王のもとへ戻ったのです。エフデは申しました。 「陛下、内々に申し上げたいことがございます。」王はさっそく、お付きの者たちに座をはずさせました。 これで二人きりです。