旧約聖書

新約聖書

士師記 19:17-24 リビングバイブル (JLB)

17. 広場に野宿している旅人に目を留めた老人は、「どちらからお越しかな。 どこまで行かれるのじゃ」と尋ねました。

18.  「ユダのベツレヘムから戻る途中でございます。 シロからそう遠くないエフライムの山奥に住んでおります。 今夜は、どこの家にも泊めていただけませんでね。 

19. もっとも、ろばの餌も私どもの食糧やぶどう酒も、たくさん持ってはいますが。」

20.  「お気づかいは無用ですぞ。 わしの家にお泊まりなされ。 こんな所に野宿してはいかん。 えらくぶっそうでな。」

21.  老人は一行を自宅に案内しました。 ろばにたっぷり秣をやったあと、共に食卓を囲みました。 

22. 夕食の席がしだいにはなやいできた時、変質者の一団が家を取り囲み、戸をたたき始めたのです。 連中は大声で、「おまえんとこに泊まった男を出せ。 いっちょ、もんでやろうじゃないか」とどなります。 

23. 老人は外へ出て、彼らと話し合いました。「そんな卑劣なまねはよしなされ。 あの方はわしの客人だ。 

24. 代わりに、わしのところの生娘と客人の奥さんを差し出すが、どうだ。 いま二人を連れて来るから、お好きなようになさるがいい。 ただし、客人には指一本ふれてくれるな。」

完全な章を読みます 士師記 19