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士師記 18:24-31 リビングバイブル (JLB)

24.  「『どうなさるおつもりか』とは、しらじらしい! 私の神々から祭司まで、いっさいがっさい持ち出しておきながら。 うちは空っぽになったじゃないか!」

25.  「ねえ、だんな。 もっと気をつけてものを言ってほしいね。 でないと、腹を立てた連中が、あんたがたを皆殺しにしかねませんよ。」

26.  こう言い捨てると、ダンの人々は去って行きました。 相手が大ぜいすぎて手出しがかなわぬと悟ったミカは、すごすご家へ引き返しました。

27.  一方ダンの人々は、ミカの作った彫像と祭司を伴い、ライシュの町に着きました。 町は全く無防備だったので、住民を皆殺しにし、町を焼き払ってしまいました。 

28. だれ一人、住民を助ける者はいません。 シドンから遠く離れていた上、周囲の町とも同盟を結んでおらず、だれとも交渉がなかったからです。 町はベテ・レホブに近い谷にありました。 ダン部族は町を再建し、住みつきました。 

29. 町の名も「ダン」と改めました。 彼らの先祖で、イスラエルの息子の一人ダンの名にちなんだのです。 もともとの名はライシュでした。

30.  ダンの人々は自分たちのために彫像を立て、ゲルショムの息子で、モーセの孫にあたるヨナタンとその息子たちとを、祭司に任命しました。 この家系は、町が敵に完全に征服されるまで、代々祭司を務めました。 

31. こうして、神様の宮がシロにあったあいだ中、ダン部族はミカの彫像を拝んでいたのです。

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