旧約聖書

新約聖書

士師記 18:17-27 リビングバイブル (JLB)

17. 五人は聖堂に踏み込み、彫像やエポデやテラフィムを持ち出そうとしました。

18.  「何をするんだ」と、若い祭司は詰め寄りました。

19.  「どうか、おとなしく私どもと共においでください。 われわれ全員の祭司におなりなさい。 あなただって、一軒の家でたった一人に仕えるより、部族全体の祭司になるほうがよいのじゃありませんか。」

20.  祭司は喜んで誘いに応じ、エポデやテラフィム、それに彫像を持ち去りました。 

21. 一行はそこを引き揚げ、子供、家畜、家財などを隊列の先頭に立て、先を進みました。 

22. ミカの家からかなり離れたころ、ミカと近所の人々が追いかけて来て、 

23. 大声で叫びました。「待て!」「いったいどうなさるおつもりですか。 ずいぶんものものしいですな。」

24.  「『どうなさるおつもりか』とは、しらじらしい! 私の神々から祭司まで、いっさいがっさい持ち出しておきながら。 うちは空っぽになったじゃないか!」

25.  「ねえ、だんな。 もっと気をつけてものを言ってほしいね。 でないと、腹を立てた連中が、あんたがたを皆殺しにしかねませんよ。」

26.  こう言い捨てると、ダンの人々は去って行きました。 相手が大ぜいすぎて手出しがかなわぬと悟ったミカは、すごすご家へ引き返しました。

27.  一方ダンの人々は、ミカの作った彫像と祭司を伴い、ライシュの町に着きました。 町は全く無防備だったので、住民を皆殺しにし、町を焼き払ってしまいました。 

完全な章を読みます 士師記 18