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士師記 13:6-17 リビングバイブル (JLB)

6.  マノアの妻は夫のもとへ駆けつけ、一部始終を話しました。「神様からのお使いが来られたの。 きっと天使様に違いないわ。 あまり神々しくて、まともに見ることもできなかったわ。 どちらからいらしたのか、お尋ねもできなかったし、その方も名をお告げにならないのよ。 

7. でも、こうおっしゃったわ。 『おまえは男の子を産む』って。 そして、ぶどう酒や強い酒を飲んではいけないし、おきてで禁じられている食べ物も口にしてはいけない。 その子は、生涯、神様にささげられたナジル人だから、とおっしゃいましたの。」

8.  それを聞いて、マノアは祈りました。 「ああ、神様、どうかそのお方をもう一度、私たちのもとへお送りください。 生まれて来る子にどうしてやればよいのか、もっとお指図を賜わりたいのです。」

9. 祈りは聞かれ、神様の使いはもう一度、マノアの妻のもとに遣わされたのです。 この時も、彼女は一人だけで畑におり、夫は居合わせませんでした。 

10. 彼女は急いで夫を捜しに行き、「あの方がまた、おいでになったわ」と告げました。

11.  マノアは妻といっしょに大急ぎで駆けつけました。 「あなた様は、いつか妻にお語りくださったお方でしょうか。」「そうです。」

12.  「男の子が生まれたら、どのように育てたらよいか、お指図をいただきとうございます。」

13-14. 「おまえの妻に命じておいたことを、きちんと守ればよろしい。彼女は、ぶどうも干しぶどうも食べてはならない。 ぶどう酒も強い酒も口にせず、おきてで禁じられている物も食べないことだ。」

15.  「少しお待ちいただけますか。 何かお召し上がり物を用意いたします。」

16.  「いるのはよいが、何も食べるわけにはいかない。 だが、たってとあらば、神様にささげるいけにえを持って来るがよい。」 マノアは、その方が神様の使いであることに、まだ気づいていなかったのです。

17.  マノアはその方の名前を尋ねました。 「と申しますのも、おことばどおり男の子が生まれた時、あなた様の預言が的中したと、みんなに知らせとうございますからね。」

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