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士師記 11:26-36 リビングバイブル (JLB)

26. 今さら三百年も昔のことをとやかく問題にして、どうなる。 イスラエルは三百年もここに住み、ヘシュボンからアロエルに至る一帯へ、またアルノン川沿岸の全域へと広がっていったのだ。 その気があるなら、どうして、もっと早く取り戻そうとしなかったのか。 

27. こちらは何も悪いことをした覚えはないぞ。 それなのに、そちらが勝手に戦いをいどんで、悪事を働こうとしている。 しかしもうじき、どちらが正しいか、神様がはっきりさせてくださるさ。」

28.  アモン人の王は、エフタのことばに全く耳を貸しませんでした。

29.  その時、神の霊がエフタに下りました。 エフタは兵を率いてギルアデとマナセの地を通り、ギルアデのミツパからアモン軍を攻撃しました。 

30-31. 一方、エフタはこう神様に誓ったのです。 「もし神様のお助けによってアモン人を征服でき、無事に帰還させていただけるなら、私の家から最初に迎えに出た者を、完全に焼き尽くすいけにえとしておささげいたします。」

32.  エフタは兵を率いてアモン人と戦い、勝利を収めました。 

33. そして、アロエルからミニテにかけての二十の町と、アベル・ケラミムに至るまで、くまなくアモン人を虐殺して回りました。 ついにアモン人は、イスラエルに屈服したのです。

34.  エフタが戻ると、彼のひとり娘が、大喜びでタンバリンを鳴らし、踊りながら、駆けよって来たではありませんか。 

35. 娘を見て、エフタは胸を引き裂かれる思いで着物を引きちぎり、叫びました。「ああ、なんでこんなむごいことに! いったん神様に誓いを立てたからには、もう取り消すわけにはいかないんだが……。」

36.  「お父様、どうか神様にお誓いになったとおりになさってください。 神様は敵のアモン人をやっつけて、こんなすばらしい勝利をもたらしてくださったのですもの。 

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