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哀歌 4:9-18 リビングバイブル (JLB)

9. 剣でひと思いに殺される者は、飢えのためじわじわ死に追いつめられる者よりはるかにましです。 

10. 心のやさしい女でさえ、生きのびるためには自分の腹を痛めた子供を食べました。

11. こうして神様は怒りをぶちまけ、激しい憤りは、ぜんぶ出し尽くされました。 神様がエルサレムに放った火は、その土台まで焼き尽くしました。 

12. 世界中のだれもが、まさか敵軍がエルサレムの門を破るとは、夢にも思いませんでした。 

13. しかし、神様がそのようにしたのは、罪のない者の血を流して都を汚した預言者や祭司たちの罪のためです。 

14. 今では、この連中は血にまみれ、触れるものは何でも汚しながら、あてもなく町の中をさまよい歩いています。

15. 彼らを見て、人々は「あっちへ行け。 汚らわしい」とわめきます。 彼らは遠い国へ逃げて行き、外国人の居留地をさまよい歩きます。 しかし、どこへ行っても仲間はずれで、だれひとり居住権を与えてくれません。 

16. 神様は彼らにつらくあたり、援助の手を伸べるのを差し控えました。 彼らが、神様に最後まで忠実だった祭司や長老たちを迫害したからです。

17. 私たちは、同盟国が助けに来るのを待っていましたが、来てくれませんでした。 期待に反して、一番あてにしていた国さえ、少しも動こうとしませんでした。

18. 一歩外に出れば、身の危険にさらされどおしです。 私たちの最期は間近です。 余命いくばくもありません。 私たちは滅亡の宣告を受けています。 

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