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哀歌 2:12-22 リビングバイブル (JLB)

12. 「何か食べたいよーっ!」と訴え、乳の出ない母の胸に顔を埋めます。 小さないのちは、戦場で傷ついた兵士のように消えていきます。

13. 今までこんな悲しみがあったでしょうか。 エルサレムよ。 あなたの苦悩を何にたとえたらよいでしょう。 どのようにして慰めたらよいのでしょう。 傷は、海よりも深く、だれにもいやせません。

14. 預言者どもは、うそで固めたことばかり話しました。 あなたの罪を指摘して、何とかしてあなたが奴隷にならないようにしようとは、努力しませんでした。 かえって、平気でうそをつき、万事がうまくいくと断言したのです。

15. 道行く人たちはみな、あざけって頭を振り、「これが『世界でいちばん美しい都』とも、『全世界の喜び』とも呼ばれていた町なのか」とばかにします。

16. 敵はあなたを笑い者にし、口をとがらせ歯ぎしりして、言います。「とうとう、この都を滅ぼしたぞ。 待ちに待った時がついにきた。この目で、都が倒れるのを見た。」

17. しかし、このようにしたのは、ほかならぬ神様です。 神様は、警告どおりのことをしたのです。 ずっと前から決めていた破壊するという約束を実現させたのです。 容赦なくエルサレムを滅ぼし、敵がこの町のことで喜び、自分たちの力を自慢するように仕向けたのです。

18.  その時、人々は神様の前で泣きました。 エルサレムの城壁よ、昼も夜も、休みなく、ぞんぶんに泣きなさい。 涙が川となって落ちるまでに。

19. 夜おきて、神様に叫びなさい。 神様に向かって両手を上げ、心を水のように注ぎ出しなさい。 飢えて路上にしゃがみ込んでいる子供たちのために、ひたすら祈りなさい。

20. 神様、考え直してください。 このような仕打ちを受けている相手は、神様の国民ではありませんか。 母親が、ひざの上であやしたわが子を食べていいでしょうか。 祭司や預言者が、神殿の中で殺されていいでしょうか。

21. 老人も幼い者も、男も女も、敵の剣にかかって路上に倒れています。 神様。 あなたが怒って容赦なく殺したのです。

22. 神様が、この恐ろしい破壊を招き寄せたのです。 神様の怒りの日に、逃げのびた者や生き残った者は、一人もいません。 幼い子供たちはみな敵の手に落ち、冷たくなって路上に転がっています。

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