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創世記 4:8-16 リビングバイブル (JLB)

8.  ある日、カインは、「野原へ行かないか」と弟をさそいました。 そして、野原で不意に襲いかかり、殺してしまったのです。

9.  そのことがあってから、神様はカインに尋ねました。 「弟はどこにいる? アベルはどうしたのだ。」「そんなこと、なぜおれが知ってなきゃいけないんです? 弟の行く先をいつも見張れとでもおっしゃるんですか。」

10.  「おまえの弟の血が大地からわたしを呼んでいる。 全く大それたことをしでかしてくれたものだ。 

11. 弟の血で大地を汚すとは、なんということだ。 おまえはもう、ここには住めない。 追放だ。

12. これからは、いくら汗水流して働いても、大地はおまえのために作物を実らせない。 この先おまえは放浪者となり、当てもなくさすらい歩くのだ。」

13.  「そんな罰は重すぎて、とても負いきれません。 

14. 農場からも追い出され、神様の前からも追っ払われて、放浪者に落ちぶれるなんて。 おれを見たら、どんなやつだって殺そうとするに決まってます。」

15.  「心配するな。 おまえを殺させたりはしない。 そんなことをしでかす者には、おまえの受けた罰の七倍の仕返しをしてやろう。」こう約束すると、神様はだれにも殺されないように、カインに一つのしるしをつけました。 

16. こうして、カインは神様のもとを去り、エデンの東、ノデの地に住みついたのです。

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