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創世記 4:6-12 リビングバイブル (JLB)

6.  神様はそれを見とがめ、「なぜ腹を立てるのだ」と質しました。 「何が気に入らないで、そんなに腹を立て、しかめっ面をしているのだ。 

7. やるべき事をきちんとやってさえいれば、顔は喜びで輝くものだ。 もし、わたしの言うことが聞けないなら、気をつけるのだな。おまえを滅ぼそうと、罪が待ちかまえているぞ。 だが、その力を抑えることはできるはずだ。」

8.  ある日、カインは、「野原へ行かないか」と弟をさそいました。 そして、野原で不意に襲いかかり、殺してしまったのです。

9.  そのことがあってから、神様はカインに尋ねました。 「弟はどこにいる? アベルはどうしたのだ。」「そんなこと、なぜおれが知ってなきゃいけないんです? 弟の行く先をいつも見張れとでもおっしゃるんですか。」

10.  「おまえの弟の血が大地からわたしを呼んでいる。 全く大それたことをしでかしてくれたものだ。 

11. 弟の血で大地を汚すとは、なんということだ。 おまえはもう、ここには住めない。 追放だ。

12. これからは、いくら汗水流して働いても、大地はおまえのために作物を実らせない。 この先おまえは放浪者となり、当てもなくさすらい歩くのだ。」

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