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創世記 33:5-18 リビングバイブル (JLB)

5.  エサウは女と子供たちを見て尋ねました。 「あの連れの者たちは?」「私の子供です。」 

6. まず二人のそばめが子供たちといっしょに進み出て、ていねいにおじぎをしました。 

7. 次にレアと子供たち、最後にラケルとヨセフが、あいさつしました。

8.  「ここへ来る途中、たくさんの家畜の群れを見たが、あれは何だ。」「私からの贈り物です。 ほんの心ばかりのものですが、ごあいさつ代わりに……。」

9.  「わっはっは、ヤコブ、おれは家畜なら十分持ってるよ。 わざわざ贈り物をくれなくったってな。」

10.  「そんなことを言わず、受け取ってください。 兄さんのにこやかな笑顔を見てほっとしましたよ。 ほんとうを言うと、兄さんに会うのがこわかったんです。 神様の前に出る時のようにね。 

11. 遠慮するなんて水くさいですよ。 気持ちよく納めてください。 神様のおかげで、私もちょっとは財産を持てる身になったのですから。」 ヤコブが言いはるので、とうとうエサウは贈り物を受け取りました。

12.  「さあ、そろそろ出かけよう。 道案内はおれたちが引き受けるぞ。」

13.  「ありがとう、兄さん。 でもせっかくですが、ご覧のとおり、小さな子供や生まれたばかりの家畜もいることですからね……、あまり急がせたら、群れは死んでしまうでしょう。 

14. そんなわけですから、兄さんは先に行ってくださいよ。 私たちはあとからゆっくり行きます。 セイルでまたお目にかかりましょう。」

15.  「ま、いいだろう。 それじゃあ、手伝いに何人か残していくから、道案内にでも使ってくれ。」「それには及びませんよ。 私たちだけでもなんとかなります。ここはひとつ、私の言うとおりにしてください。」

16.  エサウはその日、セイルに向けて出発しました。 

17. 一方ヤコブの一家はスコテまで行くとテントを張り、家畜の群れには囲いを作りました。 そこがスコテ〔「小屋」の意〕と呼ばれるのはそのためです。

18. それから、無事カナンのシェケムに到着し、町の外にテントを張りました。 

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