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創世記 33:3-12 リビングバイブル (JLB)

3. そして自分は、いちばん先頭に立ちました。 距離はどんどん縮まります。 ヤコブは、立ち止まっては深々と頭を下げ、またちょっと行ってはおじぎをするというぐあいに、七度もくり返しました。 

4. それを見たエサウは走り寄って出迎え、弟をぎゅっと抱きしめると、愛情を込めてキスをしました。 感激のあまり、二人は涙にくれるばかりです。

5.  エサウは女と子供たちを見て尋ねました。 「あの連れの者たちは?」「私の子供です。」 

6. まず二人のそばめが子供たちといっしょに進み出て、ていねいにおじぎをしました。 

7. 次にレアと子供たち、最後にラケルとヨセフが、あいさつしました。

8.  「ここへ来る途中、たくさんの家畜の群れを見たが、あれは何だ。」「私からの贈り物です。 ほんの心ばかりのものですが、ごあいさつ代わりに……。」

9.  「わっはっは、ヤコブ、おれは家畜なら十分持ってるよ。 わざわざ贈り物をくれなくったってな。」

10.  「そんなことを言わず、受け取ってください。 兄さんのにこやかな笑顔を見てほっとしましたよ。 ほんとうを言うと、兄さんに会うのがこわかったんです。 神様の前に出る時のようにね。 

11. 遠慮するなんて水くさいですよ。 気持ちよく納めてください。 神様のおかげで、私もちょっとは財産を持てる身になったのですから。」 ヤコブが言いはるので、とうとうエサウは贈り物を受け取りました。

12.  「さあ、そろそろ出かけよう。 道案内はおれたちが引き受けるぞ。」

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